ローリスクハイリターンな投資としての子育て

40代 家事、育児、教育、投資を中心に生活しています。楽しい生活をおくるための考え方や料理、おすすめ映画、おすすめ本など。

カテゴリ: 節約生活

・所有するから執着するのか
福島の原発事故があった時、実際に避難を経験した一人としての考えです。
最近読んだ人気ブロガーの記事にこんなものがありました
  災害現場の映像を見て、自分がその立場であったらと考えてみた
  所有物を極限まで減らせば色々なことが解決する
  モノは所有するから執着が生まれる
  もともと人間は何も持たずに生まれてきた
  モノに支配されないで、上手に利用していきたい

・危機的状況におけるモノへの執着心
約6年前、原発事故があった時、現実問題として所有しているもの全てを失う覚悟での避難を経験しました。新築して6年で住宅ローンも残っていました。思い出のアルバム、自動車、電化製品、全て自宅に残し必要最小限の荷物を抱えて電車に乗り込んだことは今でも鮮明に記憶しています。
その時を思い出してみると、上記のブログ記事のようなことは考えませんでした。本当の危機的状況においてはモノに対する執着など起きません。自分と自分の家族が生き残ることだけが最優先であって、思い出の写真を持ち出すこともありませんでした。というより、そういう感傷に浸る余裕がなかったというのが本音です。
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・所有したいという願望から執着が生まれる
モノは所有するから執着が生まれるのでしょうか。執着という言葉をあらためて調べてみました。

執着・・・ある物・事に強くひかれ、深く思い込んでどうしても忘れ切れないこと

所有することよりも、むしろ所有したいとう願望が執着につながるのではないでしょうか。それでは所有とは何でしょうか。
Xを所有しているとは、Xを意のままにすることができるということである。私が、Xを意のままにすることができる時、私とXとの間にあるエントロピーが縮減され、私とXは、システムと環境の関係ではなくなる。だから、Xを所有するということは、Xが拡大身体の一部になるということである。
   永井俊哉ドットコム「所有とは何か」  

実際に所有しているならば、執着はありません。すでに自分の思い通りに出来るのであれば、それに対して執着することはありません。そして、一度所有したものに対しての執着心はまだ所有できていないものに対してのものよりは薄い気がします。それは所有によって自分にとっての価値が相対的に下がるからであると思います。
上記の論文では多くの人が望む資源を4つに分類しています。

1.身体資源・・・様々な学習によって習得する身体能力
2.文化資源・・・知識に基づいた行動を思い通りできるということ
3.政治資源・・・味方の資源から敵の資源を引いたもの
4.経済資源・・・いわゆるモノやお金

冒頭のブログ記事の趣旨は、「災害という緊急事態においては経済資源は無効となる可能性が高いため身体資源、文化資源を蓄えることが有効」ということだと思います。しかし、だからといって経済資源を極限まで減らすことが問題解決になるとは思えません。
私たちは、どの種類の資源に傾斜するかは別として、できるだけ多くの資源を所有しようとする。そして、所有の定義から明らかなように、所有への欲望は、権力への意志なのである。
     永井俊哉ドットコム「所有とは何か」

・ミニマリストにとっての欲望とは
モノを所有したいという欲望を否定するだけではストレスが溜まるばかりです。ミニマリズムの考え方は所有の方向性が違うだけであり、モノやお金を欲しがる欲望と本質的に同一であると認識すべきではないかと思っています。

この記事は過去の「所有しなければ執着がなくなるという発想についての違和感」を加筆、修正したものです。

市場原理は至上原理か
永井俊哉
Nagai, Toshiya
2016-03-05





 














この記事は過去の「予定外の出費ストレスに節約では対応できないと思う理由」を加筆、修正したものです。

ミニマリストの多くの方が言われる「生活の規模を小さくすれば、出費が抑えられる。結果としてお金が貯まり、予定外の出費も減りお金の悩みが少なくなる」という言葉
こういったブログや本を読むと、その通りだなと思う反面、現実にはなかなか上手くいきません。自分以外の家族が買ってくるもの、持ち帰ってくるものの多さを考えると、節約など考えるだけ無駄だという気がしてきます。

節約術の本を読んで、電気代やガス代を削減しても、一回のスーパーの買い物代も削減できません
保険の見直しをしても、結果としては費用を抑えた分、保障内容が薄くなったということです

計画的な支出管理をすればするほど予定外の出費に対してのストレス度合は高くなります
株、投信などの損失に対しても許容度が少なくなり元本が減っていくストレスは耐えられないものになるはずです

元本が減るというリスクを恐れて、そういった金融商品に手を出せなくなると、自分の金融資産が増える可能性をも失くしていきます。そして、貯金が減ること自体が恐ろしくなっていきます

自分の金融資産が毎日変動していれば、節約の意識は薄れます。つまり予定外の出費も資産変動の一つの要因でしかなくなります。仮にそういった金融商品を一切所有していなくても、円相場は毎日変動しているので、今日5万円で買ったアイパッドが1年後6万円になる可能性は充分あります。つまり円の価値が下がるリスクはあるわけで、意識するかしないかの違いだけです。

節約は大事ですが、私自身は予定外出費ストレスに対応できませんでした
意識的に元本変動がある金融商品を購入することこそ予定外の出費ストレスを軽減させる方法だと思います。



 

私は1年前まで同じガス会社であれば、単位当たりの料金は同じだと思っていました。
昨年、ボイラーが壊れました。買い替えの必要がありガス屋さんと話をしました。(我が家はLPガスです)

約10年間、新築当初から使っていて壊れることもありませんでした。そしてその給湯器がどのメーカーの何であるかもあまりよく知りませんでしたし、知るつもりもありませんでした。おそらくリンナイのエコジョーズでない通常の給湯器だったと記憶しています。
新たに提案された器具は最新式のエコワンというものでした。ハイブリッド型といって電気によるヒートポンプとガスを組み合わせたものだそうです。機械自体はエコジョーズの3倍くらいしたと思います。それはいいとして、担当の方からの言葉に驚きました。

「これを導入されれば、ガス料金の単価自体、お安く出来ます」

その割引率は約3割であったはずです。それも1年などといった期間限定でなくエコワンを使い続けている限り、ずっとだそうです。そしてこんな話も聞きました。

「エコウィルを導入しているお宅の割引率はもっと高いですよ」

エコウィルとはガスの力で発電するシステムです。機械自体はかなりの高額です。ハウスメーカーとガス会社が協同で普及のために割引分を補完しているらしいです。エコワンに関してもメーカーとガス会社で普及のためにガス単価自体を引き下げているそうです。ガス料金という公共性の高いものだから、皆同じだろうと考えるのは早計でした。
電力自由化、MVNOなどは今や節約生活の常識となりつつありますが、ガス料金の見直しも検討する価値があるのではないでしょうか。

 

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