・子供は一人っ子が理想なのか
子育てブログを読んでいると、これから子供が生まれる夫の意見として理想の子育てをするためには一人っ子が理想だとしているものがありました。

一人っ子が理想だとする理由
1、お金がかかる
 保険会社が試算したところによると一人当たり3,000万円がかかる
2、子供の選択肢を狭めないため
 これもお金に関係しますが、やりたいことをやらせるためには当然子供は少ない方が良い
3、親の面倒はみさせない
 お金が無くて子供を頼るのはもってのほか
4、一人っ子でもかわいそうではない
 大事なのは他の家庭と比較しないこと
5、兄弟がいても幸せとは限らない
 兄弟間で比較される可能性がありコンプレックスを持つ可能性がある
6、政策と相反している
 若者の負担が大きくなっていくばかりなので子供につらい思いをさせたくない

こういった考えは高学歴な知的労働に携わる夫婦に多くみられるのではないかと感じます。間違ったことは言っていないでしょうが、私としての考えは少し違いました。

1、お金がかかる
 保険会社の調査は意図的に「子育てにはお金がかかる」ことを前提としていると思います。学資保険や生命保険の加入の動機は「将来に対する不安」です。それを煽る記事に振り回されているだけなのではないでしょうか。

2、子供の選択肢を狭めないため
 子供の将来について親が経済的に制約をかけることは子供の成長にとって重要であると思います。「生きる力」を経済力と結びつける発想に親が執着していれば当然そのような子供が育つでしょうが、スマホ一つあれば、世界中の情報を得られる時代にお金で買える体験を重要視しすぎる必要はないと思います。

3、親の面倒はみさせない
 お金が無くて子供を頼るのはもってのほかと考えているということは、自分の親が自分を頼りにするのはもってのほかということになります。私が自分の親の立場だったら寂しい話です。私は自分の老後は経済的な面でも精神的な面でも子供との関わりを大切にするつもりです。子供に頼らないことが子供にとって良いことだとは思っていません。

4、一人っ子でもかわいそうではない
 かわいそうではないのはその通りでしょうが、遊び相手、ケンカ相手という意味では兄弟は一番身近な他人ということでコミュニケーション力を養う意味で極めて有効であると思います。それはまさにお金では買えない種類のものです。

5、兄弟がいても幸せとは限らない
 コンプレックスこそ向上心を養うためには重要なものです。アーノルドシュワルツェネッガーは常に自分の肉体に対してコンプレックスを持っていたそうです。兄弟の有無が幸せか不幸せかの基準にはなりませんが、コミュニケーションが増えることは予想できます。一般的にコミュニケーション量は幸福感と密接に関係していると考えられます。

6、政策と相反している
 将来、子供の年収が高くなって高額納税の心配をするよりも、高額納税者となって社会の役に立つ人間に育て上げたことを喜べばいいのではないでしょうか。低収入で住民税非課税の対象となる可能性もあります。日本を背負うなどと重く考えるのは取り越し苦労ではないでしょうか。

・子育てという経験を次の子育てに生かす
子供が欲しくても出来ない夫婦もいるわけですから、子供が多ければ多い程良いなどというつもりはありません。増えれば増えるほど育児、家事労働は確実に増えます。しかしながら、せっかく子供が出来て育児という経験を次の子供に生かさないというのは経験上、もったいないと思うのが正直なところです。車の運転や職場での仕事に置き換えて考えるのもどうかとは思いますが、例えるならば運転や仕事を最初の一年でやっと覚えた頃にやめてしまうようなものです。
同じことを繰り返すことから生まれる心理的余裕や、兄弟どうしのコミュニケーションから生まれる親の負担軽減効果など数字では表せないメリットがあるかと思います。
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・子育てしやすい環境とは

子供を持つことは現在の日本で制限されているわけではありません。経済的に豊かな生活を送るという考えで子供の数は少ない方が良いと考えているのであれば、それは錯覚です。子供一人当たりに税金がどれだけ投入されているかに目を向ければ、子供は多ければ多い方が経済的利益は増えていきます。政策上は子育て推進ですが、それは社会的には子育てしにくい社会であると皆が感じているからこそのものであると思います。しかし、そういった風潮に疑問を持ち、冷静に考えてみれば今の日本は子供を多く育てやすい環境であることに気付くはずです。

・リスクヘッジとしての子育て
子供が多ければ、その中の一人ぐらいは老親の面倒を見てくれる可能性は高くなります。現実的にも子供一人よりも四人いれば、親の老人ホーム入居費用も四分の一で済むわけですから、子供からしたら、兄弟が多くて恨まれることはないような気がします。自分という子供にとっての荷物は一人に背負わせるよりも多くの子供に背負わせた方が楽に決まっています。
日本や世界の人口問題といったことを考えることは自分の老後という現実問題を考えるよりも壮大で立派なことのような気がしますが、自分の幸福を最優先に考えることが結果として社会的な幸福につながる社会こそ理想的な社会であると思っています。
一人っ子を理想とする人に対して、私が考えたことを書いてみました。

この記事は過去の「子供は一人っ子と決めた人のブログを読んで考えたこと」を加筆、修正したものです。

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