膝を強打してから歩けなくなってしまった子供。骨には異常なしとのことでしたが、歩けないということが、これほど大変だということは歩けなくなるまで分からないものです。そして、付き添う立場になってみて、初めて付き添う立場の人の気持ちが分かるものです。もちろん大変なのは足を痛めた本人に違いありません。しかしながら、現実的にトイレにも一人で行けないとなると、付き添いは必須となり、学校に行っても様々なことが発生します。
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・歩行、特に階段の上り下りというものがいかに重労働であるか
・容赦ない小学生の言葉、奇異の視線に晒されること
・優しい気持ちで手伝ってくれる人には対応しなければならないこと

早く直って欲しいという気持ちはありますが、それは本人が一番強いのしょうから、あまり無理をさせず、辛抱強く付き添う必要がありそうです。

人間の長所と短所は、糾える縄の如く、表裏一体である。例えば、社交的な人には主体性がないし、主体性のある人には、協調性がないというように。人間の本性を変えることは容易ではないし、標準的な人間になっても、平凡な人以上の価値はない。それならば、教育により標準的な人間へと矯正するよりも、自分の特性を長所とする努力をした方が、得策ということになる。
  永井俊哉ドットコム「世代を超えた格差の固定化を防ぐ方法」

この言葉を思い出しました。歩けなくなったということで身に着く別の感覚というものがあるはずです。それが今は見えないからと言って悲観してしまうのは、バランス感覚が欠如しているといえそうです。

永井俊哉
Nagai, Toshiya
2016-03-05